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月刊ウマナリ

日常と漫画制作の事

月刊とついていますが、月刊ではありません。
漫画描きウマナリの作品リスト、よみもの、ブログなどをのせています。カワイイものは、あんまりありません。

お家今昔

日記

 今日描いていた原稿で、銭湯でのシーンがあり、背景を描いていて、銭湯の事を思い出していました。銭湯から、つらつらと昔入ったお風呂の事を思い出しました。

 私たちの家族は、私が2歳で今の土地に引っ越すまでオトンの会社の社宅に住んでいて、その頃は銭湯に通っていたそうです。私には、そこまでの道の街灯の映像しか記憶がありません。だから、この銭湯の記憶はないです。
 銭湯へは、オカンの実家へ行った時にも行っていました。それも、オカンの実家にお風呂が作られるまでの事なので、うろ覚えですが、学校にあるような大きな体重計があったり、ボクサーのようなマッサージチェアがあったり、そういうのを覚えています。銭湯の女湯と男湯の間の壁は、天井のところは空いていて、男湯の方にオトンがいたりしたら、声をかけたりなどしていた記憶もあるような、ないような。小さかったので、オトンについて男湯へ入っていた事もあり、その時には、体に絵のついた人を見るのがとても好きだった記憶があります。

 銭湯の他にも、古いお風呂の記憶があります。

 オカンの叔母さんの家のお風呂は、私が小学校へあがってしばらくは、五右衛門風呂でした。木の蓋?の上に上手く乗ってそれを沈めて、その上に座らないと熱い風呂です。それを上手くできるのは自分の家族ではオトンしかいないと思い込んでいた記憶があります。いつもオトンときょうだいと一緒にこわごわ入っていました。そのおうち以外で五右衛門風呂に入った事はないので、日本の家々もどんどん近代的なお風呂になっていっていたのでしょうね。

 オトンの実家は山の方にあり、農家で、牛を飼っていました。そこのお風呂は五右衛門風呂ではなく、入っている人にはそこそこ近代的なお風呂に思えるのだけれど、お風呂を沸かしているのはおばあちゃんでした。薪で。でも多分、割とすぐに本当に近代的なお風呂に作り替えられたんじゃないかなって思います。小さいころの事は、記憶があいまいです。
 オトン実家も、オカン実家も、私が子供の頃は本当に面白かったです。造りが昔の家なので、間取りなんかも私にはとっても不思議というか、別世界のかほりがして楽しかったです。探検気分を味わえました。

 オカン実家は、土間から裏庭への通路で、台所がある部分と部屋がある部分が分けられていて、木材なんかを飛び石みたいにおいて渡っていたのですが、それが不思議だったと近年オカンに話すと、あの家はとても古くて、元は旅館だったのだと教えてくれました。全体的に不思議な間取りだったので、なるほど!と納得してしまいました。あの楽しい家はもうありません。
 オトンの実家も、もう牛を飼っていなくて、ワンダーランド感は薄れていますが、農家は楽しいですね。農機具が納屋に収まってるのがなんともよいです。

 そんなことを思い出しながら、今夜は原稿を進めていました。昔の家を思い出すとき、いつも「昔の家って、家の外と中の境界があいまいで、それがなんか昔の日本という感じしたなぁ」って思います。今を思うと今の楽しさがあり、昔を思い出すと昔の楽しさがある、家って面白いなと思いました。